ワクチン接種による効果
体の中に入ったインフルエンザウイルスは次に細胞に侵入して増殖します。この状態を「感染」といいますが、ワクチンはこれを抑える働きはありません。ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛みなどのインフルエンザの症状が起こります。この状態を「発症」といいます。ワクチンには、この発症を抑える効果が一定程度認められています。
発症後、多くの方は1週間程度で回復しますが、なかには肺炎や脳症などの重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方や死亡される方もいます。これをインフルエンザの「重症化」といいます。ワクチンの最も大きな効果は、この重症化を予防する効果といえます。
また、ワクチンの予防効果が期待できるのは、接種した(13歳未満の場合は2回接種した)2週後から5カ月程度までと考えられています。
2回接種
最近の論文では成人の場合、1回接種で予防効果は64%、2回接種で94%といわれております。2回接種による「ブースト効果」は哺乳類の免疫機構にみられる特徴で大人・子供の区別はありません。
免疫力が少ない可能性が高い13歳未満のお子さんや、肺炎などの合併症が起こって重症化しやすくなる65歳以上の方、または受験生・喘息疾患などの持病がある方は、1回目の接種の2~4週目に2回目接種をおすすめしております。
対象
インフルエンザワクチンの接種量及び接種回数は次のとおりです。
(1)6カ月以上3歳未満の方 | :1回0.25mL 2回接種 |
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(2)3歳以上13歳未満の方 | :1回0.5mL 2回接種 |
(3)13歳以上の方 | :1回0.5mL 1回接種 |
ワクチン接種料金
診療時間内に当クリニックまでお問い合わせください。
Tel:0587-91-0777
インフルエンザ予診票
ご来院されてから場合によってはお待ちいただく事もありますので、下記ファイルを「印刷(A4タテ)」し、あらかじめご記入頂く事でお待ちいただく時間を短縮できますのでご利用ください。
*従来どおりご来院してからのご記入も出来ますので、その場合は受付の者に申し付けください。